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🐉神・魔(19)
metatron

メタトロン

Metatron · 天界の書記 — 神の口、神聖な記録の天使

メタトロン(希伯來語Mēṭāṭrōn 希臘語Metatrōn)は猶太教カバラと外典伝統の最高位の天使の一にて 神に最も近き席に立つ者 と 小ヤハウェ(Lesser YHVH) と 存在の君(Sar ha-Panim) と 天の書記 として呼ばるる結定的正典図像である。語源は希臘語のmeta(超えて 近く)+thronos(玉座) — 玉座の傍に立つ者 — 又は希臘語のmetator(伝令 案内者)より派生せし結定的正典語彙にて多の語源が共存する結定的正典である。別名はヤホエル(Yahoel)とサル・ハ・パニム(Sar ha-Panim 存在の君)とサル・ハ・オラム(Sar ha-Olam 世界の君)とミタトロン(Mitatron)と小ヤハウェ(Lesser YHVH)が結定的正典語彙である。最も決定的なる文献正典は西暦五から六世紀頃の三エノク書(3 Enoch Sefer Hekhalot)第四から十六章の人エノク(Enoch)が昇天の後に変容されてメタトロンと為りし結定的始原正典と四から六世紀のバビロン・タルムード・ハギガ十五甲のエリシャ・ベン・アブヤ(Aher)がメタトロンが天にて座せしを見て 天に二の権あり(two powers in heaven) の異端と誤解せし結定的正典である。千二百八十年代モーセ・デ・レオン(Moses de Leon)の光輝の書(Zohar)のカバラの結定的正典にて生命の樹(Sephirot)のケテル(Kether)の天使にて 千九百九十九年十一月十二日米国公開の映画ドグマ(Dogma ケヴィン・スミス監督)のアラン・リックマン(Alan Rickman)演ずるメタトロンが二十一世紀結定的映像正典である。

cherubim

ケルビム

Cherubim· 天使九階級第二位 神の知恵と御座の守護者

ケルビム(希伯來語kerubim 単数ケルブkerub 希臘語cheroubin 羅典語cherubim)は猶太と基督教の天使学 — 結定的正典 — の九階級の中セラフィム(Seraphim)の次の第二位の天使にて神の御座を支へて神聖なる智慧を伝へる結定的正典図像である。語源はアッカド語のkaribu(仲介者)又はアラム語のkerub(近き)より派生したる結定的正典語彙にて アッシリアのラマッス(lamassu)とシェドゥ(shedu)の牡牛と人と鷲の複合の図像の影響が結定的正典である。最も決定的なる文献正典は紀元前六世紀頃の創世記(Bereshit)第三章二十四節 — エデンの園の路を守る ケルビムと回転する火焔の剣(lahat ha-herev ha-mithapeketh) 結定的正典 — と出エジプト記(Shemot)第二十五章十八から二十二節と第二十六章三十一節 — 契約の櫃(Ark of the Covenant)の上の贖罪所(kapporet)の黄金の二のケルビム結定的正典 — と列王紀上第六章二十三から二十八節 — ソロモン神殿の十キュビト(約四点五米)のケルビム結定的正典である。紀元前五百九十三から五百七十一年のエゼキエル書(Yehezkel)第一章五から十四節の 四の生物(chayot 人と獅子と牡牛と鷲の顔と四の翼) 結定的正典と第十章のケルビムと輪(ophanim)結定的正典にて 西暦五から六世紀の偽ディオニュシオス・アレオパギテース(Pseudo-Dionysius the Areopagite)の天上位階論(De Coelesti Hierarchia)第七章の九階級の中第二位結定的正典である。

ophanim

オファニム

Ophanim· 天使九階級第三位 神の車輪、正義の御座

オファニム(希伯來語Ofannim 単数Ofan)は猶太と基督教の天使学 — 結定的正典 — の九階級の第三位の天使にて — 語源 — 希伯來語の オファン(ofan) — 輪(wheel) — の複数形の結定的正典図像である。別名 — オファニム(Ophanim)とガルガリム(Galgalim 輪等)と座天使(Thrones 羅典Throni)と神の戦車(Merkabah メルカバ)の輪 — が結定的正典語彙である。最も決定的なる文献正典は紀元前六世紀頃のエゼキエル書(Ezekiel)第一章十五から二十一節と第十章九から十三節のケルブの傍の巨大なる輪の中の又別の輪(Wheel within a wheel)の輪の縁が無数の眼にて満たさるる結定的始原正典と紀元前二世紀頃のダニエル書(Daniel)第七章九節の 古しへより常に座します者 の 火の輪 の御座の結定的正典である。西暦五から六世紀頃の偽(僞)ディオニシオス(Pseudo-Dionysius the Areopagite)の天上の位階(De Coelesti Hierarchia)第七章の九階級の天使の位階の第三位の座天使(Thrones)として羅典化されし結定的神学正典と十三世紀のトマス・アクィナス(Thomas Aquinas)の神学大全(Summa Theologica)第一部百八問の座天使の結定的正典である。最も決定的なる十四世紀正典は千三百二十年頃のダンテ・アリギエーリ(Dante Alighieri)の神曲(Divina Commedia)天国篇(Paradiso)第二十八歌百三から百五行の九階級の天使の位階の第三位の座天使の結定的正典である。

athena

アテナ

Athena · 知恵・戦略・工芸の女神

アテナ(古典希臘語Athene 羅典語Minerva)は希臘神話オリュンポス十二神の結定的正典の智慧と戦の策と工芸と都市守護の処女神(Parthenos)にて — ゼウス(Zeus)の頭より — 完全武装したる — まま — 生まれたる — 結定的正典図像である。語源は都市 — アテナイ(Athenai) — の — 守護女神 — としての結定的正典語彙にて 別名パラス(Pallas 処女)とグラウコピス(Glaukopis 灰色の眼の)とトリトゲネイア(Tritogeneia)とポリアス(Polias 都市の)とエルガネ(Ergane 工芸家)が結定的正典語彙である。最も決定的なる文献正典は紀元前八から七世紀ヘシオドス(Hesiodos)の神統記(Theogonia)八八六から九〇〇行 — ゼウスが — 妊娠せしメティス(Metis) — を呑みたる — 結定的正典 — と九二四から九二六行 — ヘパイストス(Hephaistos)が — ゼウスの頭を — 斧にて割り — アテナが — 完全武装の — まま生まれたる — 結定的神話正典である。紀元前八世紀頃ホメロス(Homeros)の伊利亞德(Iliad)第五巻七三三から七四七行 — アテナのアイギス(aigis)盾 — の結定的正典 — と紀元前一世紀頃アポロドロス(Pseudo-Apollodorus)の図書館(Bibliotheke)第三巻十四章一節 — アテナイの守護を巡る — ポセイドン(Poseidon)との競合にて — オリーブの樹 — を贈り勝ちたる — 結定的正典である。

apollo

アポロン

Apollo · 太陽・音楽・予言・医術の神

アポロン(古典希臘語Apollon 羅典語Apollo)は希臘神話オリュンポス十二神の結定的正典の太陽と音楽と詩と予言と医術と弓術の神にて — ゼウス(Zeus)とレト(Leto)の子 — アルテミス(Artemis)の双子の兄 — の結定的正典図像である。語源希臘語Apollonは — 破壊者 又は 集結者 又は 敬はるる者 — の結定的正典語彙にて 別名ポイボス(Phoibos 輝く者)とデリオス(Delios デロスの)とピュティオス(Pythios ピュトンの)とムサゲテス(Musagetes ムサイの導者)が結定的正典語彙である。最も決定的なる文献正典は紀元前八世紀頃ホメロス(Homeros)の — イリアス(Iliad)第一巻四十三から五十二行 — アポロンが — 自らの司祭クリュセス(Chryses)の祈りを受けて — 銀の弓(argyrotoxos) — にて — 希臘陣に九日間 — 疫病の矢(loimos) — を放ち落つる — 結定的正典 — と紀元前八から七世紀ヘシオドス(Hesiodos)の神統記(Theogonia)九百十八から九百二十行 — ゼウスとレトの子としてアポロンとアルテミスの — 出生 — 結定的正典である。紀元前七から六世紀ホメロス風賛歌(Homeric Hymns)三番アポロン賛歌が — デロス島出生とデルポイのピュトン(Python)殺害 — の結定的正典にて デルポイ(Delphi)神託のピュティア(Pythia) — の結定的正典である。

sandalphon

サンダルフォン

Sandalphon · 祈りの天使 — 人の祈りを神に届ける者

サンダルフォン(希伯來語Sandalphon 希臘語Sandalphōn)は猶太教カバラ伝統 — 結定的正典 — のメタトロンと対を為す最高位の天使にて — 人の祈を受けて花冠に編みて神に捧ぐる 祈の天使(angel of prayer) の結定的正典図像である。語源は希臘語のsynadelphos — 共に兄弟(co-brother) — より派生せし結定的正典語彙にてメタトロンの双子の兄弟の意なる結定的正典である。別名はサナダルフォン(Sanadalphon)とマルクトの天使(angel of Malkuth)と祈の天使と歌の天使(angel of music)と生命の樹の足(foot of the Tree of Life)が結定的正典語彙である。最も決定的なる文献正典は四から六世紀のバビロン・タルムード・ハギガ十三乙のサンダルフォンが他の天使等より五百年の身長分高く立つ結定的始原正典と西暦五から六世紀頃の三エノク書(3 Enoch Sefer Hekhalot)のサンダルフォンの結定的正典である。千二百八十年代モーセ・デ・レオン(Moses de Leon)の光輝の書(Zohar)のカバラの生命の樹(Sephirot)のマルクト(Malkuth 王国)の天使の結定的正典にて 千八百五十一年のドイツのハインリヒ・ハイネ(Heinrich Heine)の詩サンダルフォンと千八百五十八年の米国のヘンリー・ワズワース・ロングフェロー(Henry Wadsworth Longfellow)の詩サンダルフォン(Sandalphon)の結定的十九世紀英文と独文正典である。

heimdall

ヘイムダル

Heimdall · ビフレストの番人 — ラグナロクの角笛吹き

ヘイムダル(古ノルド語Heimdallr 世界の輝く者 又は 世界の柱)は北欧神話アース神族(Aesir)の結定的正典の光と警戒と監視の神にて — 虹の橋ビフレスト(Bifrost)の永遠の番人 — 結定的正典図像である。語源は古ノルド語heim(世界 家)とdallr(輝く者 又は 柱)の合成にて — 世界の輝く者 — を意味する結定的正典語彙にて 別名グルリンタンニ(Gullintanni 黄金の歯の者)とヴィトリ(Vitli 白の者)とハリンスキジ(Hallinskidi)が結定的正典語彙である。最も決定的なる文献正典は十三世紀初千二百二十年頃氷島の詩人と歴史家スノッリ・ストゥルルソン(Snorri Sturluson 千百七十九年から千二百四十一年)の散文エッダ(Prose Edda) — グュルヴィの幻惑(Gylfaginning)二十七章 — のヘイムダル結定的正典 — と五十一章 — ラグナロク正典 — にて 千二百七十年頃コデックス・レギウス(Codex Regius)写本の詩のエッダ(Poetic Edda) — ヴォルスパ(Voluspa)とグリームニルの歌(Grimnismal)十三節とスリュムスクヴィザ(Thrymskvida)十五節とリーグスシューラ(Rigsthula リーグの歌) — がヘイムダルの結定的詩正典である。九人の母(九つの波 九人の姉妹)より生まれたる神秘的出生の結定的正典にて ラグナロクの時巨大なる角笛ギャラルホルン(Gjallarhorn)を吹きて諸神を起こし — ロキ(Loki) — と — 相討ち(同歸於盡) — する — 結定的正典図像である。

baldr

バルドル

Baldr · 光と純潔の神 — 最愛者の悲劇

バルドル(古ノルド語Baldr 又はBaldur ゲルマン祖語Balthraz 勇敢にして輝く者)は北欧神話アース神族(Aesir)の結定的正典の光と純潔と歓喜と美と夢の神にて — オーディン(Odin)とフリッグ(Frigg)の子 — トール(Thor)の兄弟 — 神々の中最も愛さるる者 — の結定的正典図像である。語源は — 古ノルド語baldr — 又はゲルマン祖語Balthraz(勇敢 大胆 輝く) — より派生したる結定的正典語彙にて 英語bold(大胆な)と同族語彙である。最も決定的なる文献正典は十三世紀初千二百二十年頃氷島の詩人と歴史家スノッリ・ストゥルルソン(Snorri Sturluson 千百七十九年から千二百四十一年)の散文エッダ(Prose Edda) — グュルヴィの幻惑(Gylfaginning)四十九章 — バルドルの死 — 結定的正典 — と千二百七十年頃コデックス・レギウス(Codex Regius)写本の詩のエッダ(Poetic Edda) — バルドルの夢(Baldrs draumar)と巫女の予言(Voluspa) — が結定的詩正典である。バルドルが自らの死を予告する悪夢を見しとき 母フリッグが万物に彼を傷つけぬ誓ひを受けしも 余りに若しとて誓ひを受けざりし宿木(mistilteinn)が彼の弱点にて トリックスター神ロキ(Loki)が盲の兄弟ホズ(Hodr)の手に宿木の矢を与へてバルドルを殺せし — 結定的正典 — がラグナロク(Ragnarok)の引金 — となれる結定的正典である。

ra

ラー

Ra· エジプト太陽神 万物の創造主にして王

ラー(埃及語Ra又はRe 太陽)は古代埃及神話 ヘリオポリス(Heliopolis 埃及語Iunu 柱の都) 神学 の結定的正典の太陽神と創造主と神々の王 にて 原初の混沌の海ヌン(Nun)より自ら涌き出でて シュー(Shu)とテフヌト(Tefnut)を生み ゲブ(Geb)とヌト(Nut) とオシリス(Osiris)とイシス(Isis)とセト(Seth)とネフテュス(Nephthys) のヘリオポリス九柱神(Ennead)の祖 の結定的正典図像である。語源は 埃及語Ra(太陽) の結定的正典語彙にて 新王国 第十八王朝(紀元前千五百五十年から千二百九十二年) 期 テーベ のアメン(Amun)神と合せられてアメン・ラー(Amun-Ra) の最高神として君臨せし結定的正典である。最も決定的なる文献正典は紀元前二千四百年から二千三百年頃 古王国第五から六王朝 のピラミッド・テキスト(Pyramid Texts) ウナス(Unas 紀元前二千三百七十五年から二千三百四十五年)とペピ一世(Pepi I) のピラミッド内部の結定的正典 と紀元前二千百年から千七百年頃中王国の棺槨文(Coffin Texts)と紀元前千五百五十年頃新王国の死者の書(Book of the Dead)と冥界の書(Amduat)が結定的正典である。ファラオの ラーの子(sa-Ra) の称号と鷹の頭に太陽の円盤とウラエウス(Uraeus)コブラの結定的正典図像である。

horus

ホルス

Horus· エジプト天空・王権の神 鷹の眼を持つ正義の回復者

ホルス(埃及語Ḥr Hor 希臘語Hōros)は古代埃及神話 — 結定的正典 — の天と王権と正義の神にて — オシリス(Osiris)とイシス(Isis)の子として叔父セト(Seth)との八十年の王位の争ひの末に埃及の正当の王となれる結定的正典図像である。語源 — 埃及語Ḥrは 高き者と遠き者 の結定的正典語彙にて 別名 — ヘル(Heru)とホル(Hor)とホル・サ・イセト(Hor-sa-Iset イシスの子ホルス)とホル・ウル(Hor-wer 大ホルス)とホル・アクティ(Hor-akhti 二の地平のホルス)とハルポクラテス(Harpokrates 幼子ホルス) — が結定的正典語彙である。最も決定的なる文献正典は紀元前二千四百から二千三百年頃古王国第五王朝のウナス(Unas)のピラミッド・テキスト(Pyramid Texts)のホルスとセトの神話結定的始原正典と紀元前千二百五十年頃新王国第二十王朝ラメセス五世期のチェスター・ビーティー・パピルス一(Chester Beatty Papyrus I)のホルスとセトの争(Contendings of Horus and Seth)の八十年の争結定的正典である。西暦一世紀頃 — 約西暦百年頃 — 希臘のプルタルコス(Plutarchos)のイシスとオシリスに関して(De Iside et Osiride)第十二から二十章と第五十四から五十八章の結定的希臘羅典正典である。

🐉精霊(3)
will-o-wisp
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ウィル・オー・ザ・ウィスプ

中位

Will-o'-the-Wisp — 中位光の精霊

ウィル・オ・ザ・ウィスプ(英語Will-o'-the-Wisp)は英国民譚の最も決定的なる鬼火(ignis fatuus)精霊にて 語源は — 英語Will of the Wisp(藁束の松明を持ちたるウィル)にて — 千六百七年英国初登録 — 結定的正典語彙である。沼地と湿地と荒野にて闇夜に揺らぐ小さき青き光あるいは黄き光の形にて — 近づけば遠ざかり遠ざかれば近づく — 道を失ひたる旅人を沼の中へ誘ひて死に至らしむる — 結定的正典図像である。最も決定的なる語源正典は十六世紀イングランドの — 邪なる鍛冶師ウィル(Smith Will) — が死後天国と地獄の両方にて拒まれて — 悪魔が与ふる石炭を藁束の松明にて持ちて永遠に沼地を彷徨ふ — との結定的正典伝説にて 最も決定的なる文学正典は千六百三十一年英国詩人ジョン・ミルトン(John Milton 千六百八年から千六百七十四年)の双詩快活なる者(L'Allegro)百四行 — プライアーズ・ランタンに導かれて(led by the Friar's Lantern) — の結定的正典と千八百四十五年四月七日丁抹コペンハーゲン出版のハンス・クリスチャン・アンデルセン(Hans Christian Andersen 千八百五年から千八百七十五年)の童話鬼火は町にありとて沼の老婆が言ふ(Lygtemændene ere i Byen sagde Mosekonen) — 結定的アンデルセン童話正典 — である。最も決定的なる二十一世紀映画正典は二千十二年六月二十二日米国公開のピクサー(Pixar)動画メリダとおそろしの森(Brave) — 蘇格蘭の王女メリダを青き光のウィル・オ・ザ・ウィスプが運命へと導く — 結定的グローバル映画正典である。

ignis-fatuus

イグニス・ファトゥス

精霊王

Ignis Fatuus · イグニス — 光の精霊王

イグニス・ファトゥス(羅典語ignis fatuus 英語ignis fatuus・will-o'-the-wisp 独逸語Irrlicht 仏蘭西語feu follet)は沼地の自然燐光現象を指す — 羅典語 愚かなる火(ignis 火 + fatuus 愚かなる) — の決定的正典学名にして 沼地のメタンガス(CH4)とホスフィン(PH3)の自然発火と推定さるる青き光が旅人を誘ひて道を失はしむる — 中世欧州民俗と英文学結定的正典の図像である。語源は羅典語ignis(火)とfatuus(愚かなる)の合成にて 一世紀羅馬博物学者大プリニウス(Plinius Maior 二十三年から七十九年)の博物誌(Naturalis Historia)に登場せし以来 — 十六から十八世紀博物誌の結定的学名として定着した。最も決定的なる文献正典は千五百九十七年英国シェイクスピア(William Shakespeare 千五百六十四年から千六百十六年)の史劇ヘンリー四世第一部(Henry IV, Part 1)第三幕第三場にて — フォルスタッフ(Falstaff)卿がバードルフ(Bardolph)の紅き鼻を — ignis fatuus or a ball of wildfire(イグニス・ファトゥスあるいは火の球) — に喩へし — 結定的英文学登載にて 最も決定的なる詩正典は千六百六十七年英国詩人ジョン・ミルトン(John Milton 千六百八年から千六百七十四年)の叙事詩失楽園(Paradise Lost)巻九六百三十四から六百四十二行 — サタンがイヴを誘惑する姿を沼地のイグニス・ファトゥスに喩へし — 結定的英文学正典である。千九百七十七年米国TSR社ガイギャックスのD&Dモンスター・マニュアルのウィルオウィスプ(Will-o-Wisp) — 五版(二千十四年)現在まで一貫 — が現代幻想RPG鬼火の決定的正典である。

friars-lantern

フライアーズ・ランタン

下位

Friar's Lantern · ジャック・オー・ランタン — 下位光の精霊

プライアーズ・ランタン(英語Friar's Lantern 修道士の灯)は英国民譚の鬼火(will-o'-the-wisp)の結定的正典変形名にて 千五百六十八年頃英国にて出版されたる匿名散文寓話プライアー・ラッシュの歴史(The History of Friar Rush) — 十六世紀イングランドの悪戯好きの修道士精霊プライアー・ラッシュ(Friar Rush) — が語源の結定的正典である。沼地と荒野と教会の地に揺らぐ小さき光の形にて — 松明か灯を持ちたる修道士の形にて — 旅人を誘ひて道を失はしむる — 結定的正典図像である。最も決定的なる文学正典は千六百三十一年英国詩人ジョン・ミルトン(John Milton 千六百八年から千六百七十四年)の詩快活なる者(L'Allegro)百四行 — プライアーズ・ランタンに導かれて(led by the Friar's Lantern) — の語彙にて英文学正典化したる結定的事件にて 千五百九十五年から千五百九十六年ウィリアム・シェイクスピア(William Shakespeare 千五百六十四年から千六百十六年)の戯曲真夏の夜の夢(A Midsummer Night's Dream)第二幕第一場の — ロビン・グッドフェロー(Robin Goodfellow)なるパック(Puck)が — 我は夜の陽気なる漂浪者(I am that merry wanderer of the night) — と自らを — 旅人を誤れる道に導く精霊として説明する — 英文学結定的正典が千六百三十一年ミルトン正典の決定的先行正典である。ジャック・オ・ランタン(Jack-o'-lantern)と同じ家族の結定的鬼火精霊である。

🐉種族(2)