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ロギ

Logi — 消費する炎の精霊

ロギ(古ノルド語Logi 焔 火)は北欧神話にて 焔そのもの と呼ばるる自然の火炎の擬人化結定的正典にて 火炎の巨人種ヨトナル(Jotnar)に属する結定的正典精霊である。語源は古ノルド語logi(焔 火)より派生したる結定的正典語彙にて トリックスター神ロキ(Loki)とは — 発音類似なれど — 全く異なる結定的正典である。最も決定的なる文献正典は十三世紀初千二百二十年頃氷島の詩人と歴史家スノッリ・ストゥルルソン(Snorri Sturluson 千百七十九年から千二百四十一年)の散文エッダ(Prose Edda) — スカルドスカパルマールに非ず — グュルヴィの幻惑(Gylfaginning)四十六から四十七章の — トール(Thorr)とロキ(Loki)が巨人王ウートガルザ・ロキ(Utgarda-Loki)の宮殿にて — 試練を受くる — 結定的正典逸話にて ロキとロギの食べ合戦にて — ロキが肉の身を全て食ひ尽くしたる時ロギは身のみならず骨と器自体まで全てを呑み — ロギが勝ちたる — 結定的神話正典である。此の逸話は — 焔の過ぎたる跡には何も残らず(loginn brann ut) — との結定的自然法則の神話的譬喩にて ウートガルザ・ロキが逸話結末にて — 汝等の見たるは幻なりてロギは — 狂気の火(villieldr)即 — 野生の自然火炎そのもの — であったと明かす結定的正典である。

起源

図像学的起源は九から十一世紀ノルド・ヴァイキング神話の自然火炎精霊信仰にて 最も決定的なる文献正典は十三世紀初千二百二十年頃氷島 — ライクホルト(Reykholt) — の詩人と歴史家スノッリ・ストゥルルソン(Snorri Sturluson 千百七十九年から千二百四十一年)の散文エッダ(Prose Edda) — グュルヴィの幻惑(Gylfaginning)四十六から四十七章 — の結定的正典逸話である。最も決定的なる神話正典は — トール(Thorr)と侍童ティアールヴィ(Thjalfi)とロキ(Loki)三人が — ヨトゥンヘイム(Jotunheimr)巨人の地 — にて巨人王ウートガルザ・ロキ(Utgarda-Loki)の宮殿(Utgardr) — にて — 試練を受くる — 結定的正典にて ロキが自らの食欲を自慢すれば — ウートガルザ・ロキが — 自らの従ロギ(Logi)と — 大なる肉の槽(trog)にて — 食べ合戦をさせれば — ロキが肉の身を全て食ひ尽くしたる時ロギは — 身と骨と木の器自体まで全てを呑み — ロギが勝ちたる結定的正典である。結末にて — ウートガルザ・ロキが — 汝等の見たるは幻なりてロギは — 狂気の火(villieldr)即 — 野生の自然火炎 — であったと明かす結定的正典にて 千二百七十年頃コデックス・レギウス(Codex Regius)写本の — 詩のエッダ(Poetic Edda)断片の詩にても火炎巨人正典が確認さる。

特徴

  • 巨大なる人型の巨人の体
  • 全身より青白の高温の焔を放つ
  • 触れたる凡ての有機物を速やかに灰にす
  • 骨と器までも完全燃焼
  • 移動の時自然発火の熱場を形成
  • 水と泥地形にて弱化

物語

九から十一世紀ノルド・ヴァイキング神話の自然火炎精霊信仰が結定的始原にて 最も決定的なる文献正典は十三世紀初千二百二十年頃氷島スノッリ・ストゥルルソン(Snorri Sturluson 千百七十九年から千二百四十一年)の散文エッダ(Prose Edda) — グュルヴィの幻惑(Gylfaginning)四十六から四十七章 — のトールとロキとティアールヴィのウートガルザ・ロキ試練正典とロキとロギの食べ合戦正典である。千二百七十年頃コデックス・レギウス(Codex Regius)写本の詩のエッダ(Poetic Edda)断片の詩にても火炎巨人正典が確認さるるにて 十九世紀ゲルマン民族主義復興期 — 千八百五十五年独逸学者ウィルヘルム・ワーグナー(Wilhelm Wagner)の北欧神話(Nordisch-Germanische Gotter und Helden)と千八百五十六年独逸学者カール・ジムロック(Karl Simrock)の独逸語散文エッダ翻訳 — が十九世紀結定的学術正典である。最も決定的なる現代正典は千九百八十六年米国TSR社のD&D伝説と神話(Legends & Lore)のロギと千九百九十五年米国作家ニール・ゲイマン(Neil Gaiman 千九百六十年生)の短散文集ザ・サンドマン世界の終わり(The Sandman: World's End) — ウートガルザ・ロキとロギの逸話 — が二十一世紀グローバル正典復活である。二千十七年二月七日米国出版ニール・ゲイマンの北欧神話(Norse Mythology) — 紐約タイムズ・ベストセラー — の — トールとロキのウートガルザ・ロキ試練章 — が二十一世紀米国結定的正典にて 二千十七年マーベル・スタジオ映画ソー・ラグナロク(Thor: Ragnarok)(タイカ・ワイティティ監督 全世界興行約八億五千四百万米ドル)の — 火炎巨人スルト(Surtr)とロギの神話正典連結 — が二十一世紀結定的映画正典である。

弱点

ロギの弱点は ① 燃やすものなき環境 — 最も結定的なる正典弱点にて完全燃焼が得手なるロギは — 周囲に燃やす有機物なくば — エネルギー急減 ② 大なる水魔法と海と川 — 十三世紀スノッリの散文エッダ正典とノルド自然火炎正典にて — 小なる水源は無力なるも — 大なる水魔法は — 結定的弱点 ③ 泥地形 — 泥は火炎の自然の敵にて — 結定的正典弱点 ④ ラグナロクの終末 — 九から十三世紀ノルド神話正典にて — ラグナロク(Ragnarok)の時火炎巨人は — 凡てが終はる終末を齎すも — 自らも — 消ゆる — 結定的神話正典弱点 ⑤ 幻惑正典 — 十三世紀スノッリのグュルヴィの幻惑四十六から四十七章結末にて — ウートガルザ・ロキが — ロギとの対決が — 幻なりたると明かす — 結定的正典弱点 ⑥ 狂気の火の本質 — ウートガルザ・ロキが — ロギを — 狂気の火(villieldr) — と呼びたる — 結定的正典にて — 野生火炎の制御不能なる本質 ⑦ トールのミョルニル(Mjolnir) — 十三世紀散文エッダ正典にて — トールの神聖なる槌 — 結定的正典 ⑧ 神聖なる封印 — ノルド神正典にて — 神聖なる神の封印に弱し。結定的正典結末は十三世紀スノッリのグュルヴィの幻惑四十七章の — ウートガルザ・ロキが — トール一行が去りたる後自らの宮殿を幻として消す — 結定的神話正典である。

文化的・歴史的意義

ロギは単なる火炎巨人図像に非ずして十三世紀初千二百二十年頃スノッリ・ストゥルルソンの散文エッダと千二百七十年頃コデックス・レギウス写本詩のエッダと千八百五十六年カール・ジムロック独逸語翻訳と千九百八十六年D&D伝説と神話と千九百九十五年ニール・ゲイマンのザ・サンドマンと二千十七年ニール・ゲイマンの北欧神話と二千十七年マーベル映画ソー・ラグナロクが横貫する結定的ノルド火炎正典の決定的図像である。九から十一世紀ノルド・ヴァイキング神話の自然火炎精霊信仰にて — 自然火炎そのものの精霊 — との結定的正典が — 十三世紀初氷島 — ライクホルト(Reykholt) — の詩人と歴史家スノッリ・ストゥルルソン(Snorri Sturluson 千百七十九年頃氷島フヴァムル出生 千二百四十一年九月二十三日氷島ライクホルトにて暗殺)の — 千二百二十年頃散文エッダ(Prose Edda) — グュルヴィの幻惑(Gylfaginning)四十六から四十七章 — の結定的正典として位置付きたり。最も決定的なる神話正典は — トール(Thorr)と侍童ティアールヴィ(Thjalfi)とロキ(Loki)三人が — ヨトゥンヘイム(Jotunheimr)巨人の地 — にて巨人王ウートガルザ・ロキ(Utgarda-Loki)の宮殿 — にて試練を受くる — 結定的正典にて ロキとロギの食べ合戦にて — ロギが身のみならず骨と器自体まで全てを呑みて — 勝ちたる結定的神話正典 — が 焔は凡てを燃やす(loginn brann ut) との結定的自然法則の神話的譬喩となった。千九百九十五年七月出版米国作家ニール・ゲイマン(Neil Gaiman 千九百六十年十一月十日英国ハンプシャー州ポーツマス出生)のグラフィック・ノベル ザ・サンドマン世界の終わり(The Sandman: World's End Vertigo)の — ウートガルザ・ロキとロギの逸話 — と二千十七年二月七日米国出版ニール・ゲイマンの北欧神話(Norse Mythology W. W. Norton 紐約タイムズ・ベストセラー)が二十一世紀米国結定的正典にて 二千十七年十一月三日米国公開のマーベル・スタジオ映画ソー・ラグナロク(Thor: Ragnarok)(タイカ・ワイティティ監督 全世界興行約八億五千四百万米ドル)の — ラグナロクの火炎巨人スルト(Surtr)とロギの結定的神話連結 — が二十一世紀結定的グローバル映画正典である。

ポップカルチャーでの登場

スノッリ・ストゥルルソン 散文エッダ グュルヴィの幻惑 四十六から四十七章 千二百二十年頃 — 結定的始原正典コデックス・レギウス写本 詩のエッダ 千二百七十年頃 — 結定的詩正典ウィルヘルム・ワーグナー 北欧神話 千八百五十五年 — 十九世紀学術正典カール・ジムロック 独逸語散文エッダ翻訳 千八百五十六年 — 十九世紀結定的翻訳正典ワーグナー オペラ ニーベルングの指輪 千八百七十六年 — 十九世紀音楽正典TSR D&D 伝説と神話 ロギ 千九百八十六年 — 幻想RPG結定的正典ニール・ゲイマン ザ・サンドマン世界の終わり 千九百九十五年 — グラフィック・ノベル結定的正典ニール・ゲイマン 北欧神話 二千十七年 — 結定的二十一世紀文学正典マーベル映画 ソー・ラグナロク 二千十七年 — 二十一世紀結定的グローバル映画正典

関連項目

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シンダースプライト

下位

Cinder Sprite — 残り火の下位精霊

シンダー・スプライト(英語Cinder Sprite 羅典語Spiritus Cineris)は燼火(じんか Cinder)に宿る小さき火炎精霊にて 掌大の翼ある人間型にて描かるる西洋火炎精霊図像の決定的正典変容である。語源は羅典語キニス(cinis 灰と燼火) — 英語cinder(燼火 千二百九十年頃中世英語sinderより)と羅典語spiritus(魂と息)に由来する英語sprite(精霊 千三百三年中世英語sprite)の合成である。図像学的起源は ① 古代羅馬の家庭の竈(focus)守護信仰ラル(Lar 家庭守護霊)とウェスタ(Vesta 竈女神)と ② 千五百六十六年瑞西の医学者と錬金術師パラケルスス(Paracelsus 本名テオプラストゥス・ボンバストゥス・フォン・ホーエンハイム 千四百九十三年から千五百四十一年)の羅典語著書精霊と空気精と小人と火精の書(Liber de Nymphis Sylphis Pygmaeis et Salamandris) — 四大元素精霊(Elemental)正典 — の火炎精霊サラマンダー(Salamander)が結合せし結果である。最も決定的なる文学正典は千五百九十五年ウィリアム・シェイクスピア(William Shakespeare 千五百六十四年から千六百十六年)の喜劇真夏の夜の夢(A Midsummer Night's Dream)のスプライトのパック(Puck) — 英国民譚のロビン・グッドフェロー(Robin Goodfellow) — が英文学スプライト正典を確立し 千九百七十七年米国TSR社のゲイリー・ガイギャックス(Gary Gygax)のD&Dモンスター・マニュアルのファイア・メフィット(Fire Mephit)とサラマンダー正典が現代幻想RPG火炎精霊正典の決定的図像である。

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ファイアー・ドレイク

上位

Fire-Drake · イグニス(Ignis) · サライム(Salaime) — 上位の炎の精霊

ファイア・ドレイク(古英語fȳrdraca 英語fire-drake)は古英語と諾爾斯神話の火を吐く龍(draca)を指す決定的正典名にて 語源は古英語fȳr(火)とdraca(羅典語draco・希臘語drakōnより借用 龍)の合成にて 英語dragonの古形である。最も決定的なる文献正典は八から十世紀頃匿名作者の古英語叙事詩ベオウルフ(Bēowulf 全三千百八十二行)巻三二千二百から三千百八十二行 — 英雄ベオウルフがゲアト(Gēat)王国を五十年治めし老年に — 一人の盗人が眠れる火龍(fȳrdraca)の宝を盗み来れば — 龍がゲアト王国を火にて荒廃せしめて — ベオウルフが忠実なる部下ウィグラーフ(Wīglāf)と共に龍を屠るも — 龍の毒にてベオウルフも死す — 決定的正典である。ベオウルフ単一寫本 — 約千年頃寫されしノーウェル・コーデックス(Nowell Codex 英国図書館コットン・ヴィテリウスA.xv) — が決定的文献正典にて 千九百三十七年九月二十一日英国出版のJ・R・R・トールキン(J. R. R. Tolkien 千八百九十二年から千九百七十三年)のホビット(The Hobbit)のスマウグ(Smaug) — 孤独な山(Lonely Mountain)の下の宝を守る火龍 — が二十世紀グローバル幻想火龍正典の決定的変容にて 千九百七十七年米国TSR社ゲイリー・ガイギャックスのD&Dモンスター・マニュアルの紅龍(Red Dragon 火のブレス) — 五版(二千十四年)現在まで一貫 — が現代幻想RPG火龍の決定的正典である。

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イフリート

中位

Ifrit · サリスト(Sallist) — 中位の炎の精霊

イフリート(亜剌比亜語ifrīt 英語Ifritあるいはefreet)は亜剌比亜と伊斯蘭神話の進(jinn)五種分類 — ジャン(Jann)とジン(Jinn)とシャイターン(Shaytān)とイフリート(Ifrīt)とマーリド(Mārid) — 中強き火の進の決定的正典図像である。語源は亜剌比亜語語根ʿ-F-R-T(強くして邪なる 狡なる)に由来したる結定的正典語彙にて 巨大なる人型の身体に全身が火にて成りたる — 明確なる意志と知性を備へたる — 他の進よりも凶暴なる正典図像である。最も決定的なる文献正典は西暦六百十年から六百三十二年頃預言者ムハンマド(Muhammad 約五百七十年から六百三十二年)に天使ガブリエルが啓示せし伊斯蘭経典クルアーン(Qur'an)第二十七章ナムル(an-Naml)三十九節 — ソロモン(Sulaymān)王がシバの女王(Bilqīs)の玉座を運ばせよと命じれば — 一の強きイフリート(ʿifrīt min al-jinn 進の一のイフリート)が — 汝が席を立つ前に運び来らん — と志願する — 結定的正典にて 十四から十五世紀亜剌比亜叙利亜と埃及マムルーク王朝にて編纂されし千夜一夜物語(Alf Layla wa-Layla)の漁師とイフリート(Fisherman and the Ifrit)正典 — ソロモンに封ぜられしイフリートが漁師に放たれて彼を殺さんとする — 結定的亜剌比亜文学正典である。最も決定的なる現代正典は千九百七十七年米国TSR社ゲイリー・ガイギャックス(Gary Gygax 千九百三十八年から二千八年)のD&Dモンスター・マニュアルのエフリーティ(Efreeti) — 五版(二千十四年)現在まで一貫 — と千九百八十七年十二月十八日日本出のスクウェア(Square)のファイナルファンタジー三(Final Fantasy III)の召喚獣イフリート(Ifrit) — シリーズ統合正典 — が現代グローバル・イフリート正典の決定的決定作である。