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バアル
Bael · ソロモンの72魔神第1位 — 東方の王
16世紀のグリモワール『レメゲトン(ソロモンの小さき鍵)』の72魔神中第一位として記された東方の大王。本来はカナン・フェニキアの豊穣神『バアル(Baal)』だったが、ユダヤ-キリスト教伝統が異教の神を悪魔に格下げしたことで、ソロモン魔術書の強大な魔王となった。66個軍団の悪魔を率いる。
起源
旧約聖書でイスラエルが繰り返し警戒したカナンの豊穣神バアル(主を意味する普通名詞)が、後代のユダヤ-キリスト教で異教偶像→強力な悪魔へ格下げ。16世紀『Pseudomonarchia Daemonum』『ソロモンの小さき鍵』で72魔神の筆頭に立ち、ソロモンが封印した魔王の中で最強と描かれる。
特徴
- 三つの頭——蟇蛙・人間・猫
- 蜘蛛の脚(八本)を持つ巨大な姿
- 東方の大王として66個軍団を率いる
- 嗄れた声で語り、人間を不可視にする
用途
ソロモン魔術伝統で召喚者に『不可視の力』を授けるとされる。現代オカルトとファンタジーで強力な魔王の原型として頻繁に引用。カナン宗教批判の神学的象徴でもある。