「神話獣」タグが付いたアイテム 5件
Phoenix・不死鳥 — 炎から蘇る伝説の鳥
鳳凰(Phoenix 希語 Phoinix 拉語 Phoenix)は古代エジプトと希臘・羅馬神話に伝わる不死鳥で、五百年(あるいはエジプトの大年周期千四百六十一年)の寿命を全うすると乳香 肉桂 没薬で巣を作り、その上に自らを燃やし、灰の中から新たな若い鳳凰として再生する永遠回帰の鳥である。最古の希臘文献は紀元前五世紀ヘロドトス歴史第二巻七十三章であり、エジプトのヘリオポリス太陽神殿の聖鳥ベヌ(Bennu)に由来する。ベヌは太陽神ラーの霊魂であり創世の最初の光、復活の化身として灰色の鷺の姿で描かれた。希臘羅馬伝統を経て紀元一世紀末のクレメンス第一書簡二十五章が鳳凰をキリスト復活の自然的証として引用し、以後中世基督教図像学の核心となる。中国の鳳凰 スラヴのジャール・プチーツァ ペルシアのシムルグは起源は別個だが十九世紀比較神話学以後鳳凰と比較・同化された。
Pegasus(ペガサス)· 天馬 — ギリシャ神話の翼ある馬
ペガサスはギリシャ神話に登場する白い翼を持つ馬である。美と自由の象徴とされ、神々や英雄たちと関わる伝説的存在である。芸術や文学においても重要なモチーフとなっている。
ユニコーン · 一角獣 — 神聖な力を持つ伝説の馬
ユニコーンは額に一本の角を持つ伝説的な馬である。純粋さと神聖さの象徴とされ、癒しの力を持つ存在として描かれる。古代文献や美術作品に頻繁に登場し、純粋な心の者の前にのみ姿を現す神秘的な存在である。
モノケロス · ユニコーン — 伝説の一本角の獣
モノケロス(希語 Monokeros 拉語 Monoceros 一角)はギリシア・ローマ博物学に記録された一角獣の原型で、名は希語 mono(一)+keros(角)の合成である。紀元前五世紀の希臘人医師クニドスのクテシアス(Ktesias)が著した印度誌(Indika)に初出し、印度に住む野生驢馬として白い胴・紫の頭・青い眼を有し、額に約一キュービット(四十五から五十センチ)の白黒紅三色の角を持ち、その角で作られた杯から飲む者は毒と痙攣と癲癇から免れると伝える。紀元一世紀の老プリニウスの博物誌第八巻三十一章が記述を変形し、馬の胴 鹿の頭 象の足 猪の尾 中央に約六十センチの黒い角と定式化、この形姿が中世欧州に伝来して羅典語 unicornus 即ち一角獣と同一視された。然し後世の幻想文学ではモノケロスを白馬形の一角獣より野性的で凶猛な原型として区別する場合も多い。
ヴァルキリー · 戦場の乙女 — 北欧神話の戦死者の選定者
ヴァルキュリアは北欧神話に登場する女性の存在で、戦死した英雄の魂をオーディンの元へ導く役割を持つ。戦場では恐るべき戦士であり、同時に超越的な美しさを備えるとされる。戦いの行方や死者の運命を決定する存在として重要視された。