ペガサス
Pegasus(ペガサス)· 天馬 — ギリシャ神話の翼ある馬
ペガサス(希語 Pegasos)は希臘神話の翼を有する天馬で、ペルセウスがメドゥーサの首を斬った際にその血が海の泡と交わり生まれた存在である。同じ瞬間に生まれた兄弟は黄金の剣を有する巨人クリュサオールである。ヘシオドス神統記二八〇行から二八六行はペガサスの名を希臘語 pege(泉)に由来するとし、ペガサスを生んだ泡が海の泉と観じられたためと記す。英雄ベレロフォンがアテーナーより黄金の轡を授かり、コリントスのペイレネー泉でペガサスを馴致し、共に怪物キマイラを討伐した冒険が彼の最も名高き活躍である。ムーサイ女神たちの霊感の泉ヒッポクレーネー(馬の泉)はペガサスが蹄でヘリコン山を打って湧き出させたと伝わり、これにより彼は詩的霊感の象徴ともなった。ベレロフォンが驕慢に陥りペガサスに乗りオリュンポスへ昇ろうとした際、ゼウスは虻を遣わしてペガサスを刺させ、英雄は墜落したがペガサスは無事にオリュンポスに到り、ゼウスの雷霆を運ぶ使者となった。天空には星座ペガサス座として永遠に刻まれた。