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北欧

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🐉精霊(1)
logi
📸 2

ロギ

中位

Logi — 消費する炎の精霊

ロギ(古ノルド語Logi 焔 火)は北欧神話にて 焔そのもの と呼ばるる自然の火炎の擬人化結定的正典にて 火炎の巨人種ヨトナル(Jotnar)に属する結定的正典精霊である。語源は古ノルド語logi(焔 火)より派生したる結定的正典語彙にて トリックスター神ロキ(Loki)とは — 発音類似なれど — 全く異なる結定的正典である。最も決定的なる文献正典は十三世紀初千二百二十年頃氷島の詩人と歴史家スノッリ・ストゥルルソン(Snorri Sturluson 千百七十九年から千二百四十一年)の散文エッダ(Prose Edda) — スカルドスカパルマールに非ず — グュルヴィの幻惑(Gylfaginning)四十六から四十七章の — トール(Thorr)とロキ(Loki)が巨人王ウートガルザ・ロキ(Utgarda-Loki)の宮殿にて — 試練を受くる — 結定的正典逸話にて ロキとロギの食べ合戦にて — ロキが肉の身を全て食ひ尽くしたる時ロギは身のみならず骨と器自体まで全てを呑み — ロギが勝ちたる — 結定的神話正典である。此の逸話は — 焔の過ぎたる跡には何も残らず(loginn brann ut) — との結定的自然法則の神話的譬喩にて ウートガルザ・ロキが逸話結末にて — 汝等の見たるは幻なりてロギは — 狂気の火(villieldr)即 — 野生の自然火炎そのもの — であったと明かす結定的正典である。

⚔️武器(1)
fafnir

ファーヴニルは北欧神話に登場する悲劇の竜で、十三世紀後半アイスランドの『ヴェルスング・サガ』および『古エッダ』の「レギンスマール」「ファーヴニスマール」に記録される。両資料は西暦1270年頃のコデクス・レギウス(Codex Regius, GKS 2365 4to)写本に保存され、現在レイキャビクのアウルニ・マグヌッソン研究所が所蔵する。同じ題材は十三世紀初頭の中高ドイツ語叙事詩『ニーベルンゲンの歌』でも、ジークフリートが斃す宝物の竜として再話される。元はドワーフ王フレイズマルの息子であったファーヴニルは、神ロキが過失でカワウソに変身した兄弟オトルを殺した代償として持参した黄金宝物 — ドワーフ・アンドヴァリ(Andvari)の呪いを帯びた指輪アンドヴァラナウト(Andvaranaut)を含む — に取り憑かれ、父を殺し弟レギンを追放し、毒を吐く脚なしの大蛇(wyrm)型の竜に変じて黄金の上にとぐろを巻く。英雄シグルズはレギンが鍛えた剣グラム(Gramr)を携え川岸の道に落とし穴を掘って待ち伏せ、竜の鱗のない腹を下から突いて斃す。竜の血を飲んだシグルズは鳥の言葉を解し、心臓を焼いて食べた後すべての知恵を得る。リヒャルト・ワーグナーの『ニーベルングの指環』(1869-1876)とJ.R.R.トールキンの『ホビット』(1937)のスマウグの直接の原型である。

wyrm

ワーム(wyrm、古英語wyrm、古ノルド語ormr、古高ドイツ語wurm)は脚も翼もない原始的な蛇形の巨大龍で、ゲルマン・北欧神話における最も古い龍図像であり、後世のクロマティック・ドラゴンや紋章学のワイバーン分類とは別個の形態系統を成す。語源は印欧祖語の語根『*wérmis(虫、蛇)』にまで遡り、ラテン語vermis、サンスクリット語krmiと同根である。古英語叙事詩『ベーオウルフ(Beowulf)』(現存単一写本、大英図書館Cotton MS Vitellius A.xv、約一〇〇〇年頃)の末尾(二二〇〇-三一八二行)で、五十年間山中の洞窟で宝を守り、盗まれた杯に激怒して村を焼く老龍が『wyrm』と記される。最も有名な事例は十三世紀後半アイスランドの散文エッダ『スノッリ・エッダ(Snorra Edda、1220年頃スノッリ・ストゥルルソン編)』のギュルヴィたぶらかし(Gylfaginning)第三十四章と『古エッダ(Sæmundar Edda)』が記録するヨルムンガンドル(Jǫrmungandr、『巨大な杖』『巨大な棒』)、すなわちミッドガルド(Miðgarðr)の海を取り囲む世界蛇で、自身の尾を口に咥えて人間世界全体を巻き、ラグナロク(Ragnarǫk)の最終決戦で雷神トール(Þórr)と運命的な相打ちを迎える。英国の地方伝承では、ダラム州ペンショーのランブトン・ワーム(Lambton Worm、一四世紀十字軍出身の存・ランブトン卿が魔女の助言で処置、一八六七年バラッド出版)、サセックスのリミンスター・ナッカー(Lyminster Knucker、九世紀サクソン領主が処置)、デヴォン州のシャーボーン・ワーム(Sherborne Wyrm)など、地方単位の巨大蛇伝承が豊富である。

⚔️防具(1)
🐉神・魔(8)
odin

オーディン

Odin · 北欧主神 — 知恵と戦争、死の父

オーディン(古ノルド語Odin ゲルマン祖語Wodanaz 狂気と恍惚と霊感の者)は北欧神話アース神族(Aesir)の結定的正典の主神にして万の神と人の父(Alfodr アルファドル)・智慧と詩と戦と死とルーンとセイズの魔の神にて — 巨人ブーリ(Buri)の孫にしてボル(Borr)とベストラ(Bestla)の子 — 兄弟ヴィリ(Vili)とヴェー(Ve)と共に原始巨人イミル(Ymir)を殺して其の体にて世を創せし結定的正典図像である。語源は — 古ノルド語Odin — 又はゲルマン祖語Wodanaz(狂気と恍惚と霊感) — より派生したる結定的正典語彙にて 英語Wednesday(古英語Wodnesdaeg ヴォーデンの日)と独逸語Mittwochと羅典語furor(狂気) — 同族語彙である。最も決定的なる文献正典は十三世紀初千二百二十年頃氷島の詩人と歴史家スノッリ・ストゥルルソン(Snorri Sturluson 千百七十九年から千二百四十一年)の散文エッダ(Prose Edda) — グュルヴィの幻惑(Gylfaginning)六から九章(創世)と十五章(ミーミルの泉)と五十一章(ラグナロク) — の結定的正典 — と千二百七十年頃コデックス・レギウス(Codex Regius)写本の詩のエッダ(Poetic Edda) — 巫女の予言(Voluspa)と高き者の歌(Havamal)百三十八から百四十一連とグリームニルの歌(Grimnismal)とヴァフスルーズニルの歌(Vafthrudnismal) — が結定的詩正典にて 片眼をミーミル(Mimir)の泉(Mimisbrunnr)に捧げて宇宙の智慧を得て イグドラシル(Yggdrasill)に九日自らを吊りてルーン(runir)文字を学びし結定的正典図像である。

thor

トール

Thor · 北欧雷神 — 人類の守護者

トール(古ノルド語Thorr ゲルマン祖語Thunraz 雷)は北欧神話 — 結定的正典 — の雷と稲妻と嵐と腕力と豊穣の神にて — オーディン(Odin)と大地の女神ヨルズ(Jord)の子 — シフ(Sif)と婚せる結定的正典図像である。語源は — 古ノルド語Thorr — 又はゲルマン祖語Thunraz(雷) — より派生したる結定的正典語彙にて 英語Thursday(古英語Thunresdaeg トゥノルの日)と独逸語Donnerstagと羅典語Tonans(ユピテルの別名 雷鳴の) — 同族語彙である。最も決定的なる文献正典は一世紀頃羅馬歴史家タキトゥス(Cornelius Tacitus 五十六年から百二十年頃)のゲルマニア(Germania)九章 — ゲルマン部族が ヘルクレス(Hercules) と同視せしドナル(Donar 後のトール)の結定的羅馬時代正典 — と十三世紀初千二百二十年頃氷島の詩人と歴史家スノッリ・ストゥルルソン(Snorri Sturluson 千百七十九年から千二百四十一年)の散文エッダ(Prose Edda) — グュルヴィの幻惑(Gylfaginning)二十一章(序)と二十五章と二十八章(ミョルニル)と四十二から四十八章(ウトガルザ・ロキとスクリュミル一話)と五十章(ヨルムンガンド釣り) — の結定的正典 — と千二百七十年頃コデックス・レギウス(Codex Regius)写本の詩のエッダ(Poetic Edda) — 巫女の予言(Voluspa)とスリュムの歌(Thrymskvida)とヒュミルの歌(Hymiskvida)とハールバルズの歌(Harbardsljod)とアルヴィースの歌(Alvissmal) — が結定的詩正典である。槌ミョルニル(Mjollnir) — 投ぐれば還る雷の武器 — と二匹の山羊タングニョーストとタングリーズニルが牽く戦車 — の結定的正典図像である。

loki

ロキ

Loki · 北欧変身と策略の神 — ラグナロクの引き金

ロキ(古ノルド語Loki 結び目又は蜘蛛の網)は北欧神話 — 結定的正典 — の変身と狡知と火と混沌とトリックスターの神にて 巨人ファールバウティ(Farbauti)とラウフェイ(Laufey)の子(Loki Laufeyjarson) — オーディン(Odin)と血の盟誓にて義兄弟となりてアスガルド(Asgard)の一員となれる結定的正典図像である。語源は — 古ノルド語Loki — 又は 結び目(loop knot) 又は 蜘蛛の網(spider web) — の結定的正典語彙である。最も決定的なる文献正典は十三世紀初千二百二十年頃氷島の詩人と歴史家スノッリ・ストゥルルソン(Snorri Sturluson 千百七十九年から千二百四十一年)の散文エッダ(Prose Edda) — グュルヴィの幻惑(Gylfaginning)三十三章(序)と三十四から三十五章(子)と四十二章(アスガルドの城壁)と四十九章(バルドルの死)と五十章(結縛) — の結定的正典 — と千二百七十年頃コデックス・レギウス(Codex Regius)写本の詩のエッダ(Poetic Edda) — ロキの口論(Lokasenna)と巫女の予言(Voluspa)とスリュムの歌(Thrymskvida) — が結定的詩正典である。巨人アングルボーダ(Angrboda)との間にフェンリル(Fenrir 狼)とヨルムンガンド(Jormungandr ミドガルドの蛇)とヘル(Hel 死の女神)の三の怪物の子を生みてバルドル(Baldr)の死を引き起こしラグナロク(Ragnarok)の引金となれる結定的正典図像である。

freya

フレイヤ

Freya · 愛・豊穣・戦争・セイズの女神

フレイヤ(古ノルド語Freyja 女主人)は北欧神話ヴァン神族(Vanir)出身の結定的正典の愛と美と豊穣と戦と死とセイズ(seidr 予言と運命の魔法)の女神にて — ヴァンの — ニョルズ(Njord)の娘 — フレイル(Freyr)の妹 — の結定的正典図像である。語源は — 古ノルド語freyja(女主人 貴婦人) — より派生したる結定的正典語彙にて 英語Friday(古英語Frigedaeg)と独逸語Freitagと — 一部学者に依れば — 同族正典語彙である。最も決定的なる文献正典は十三世紀初千二百二十年頃氷島の詩人と歴史家スノッリ・ストゥルルソン(Snorri Sturluson 千百七十九年から千二百四十一年)の散文エッダ(Prose Edda) — グュルヴィの幻惑(Gylfaginning)二十四章と三十五章 — のフレイヤ結定的正典 — と詩語法(Skaldskaparmal) — の結定的正典にて 千二百七十年頃コデックス・レギウス(Codex Regius)写本の詩のエッダ(Poetic Edda) — 巫女の予言(Voluspa)とロキの口論(Lokasenna)とスリュムの歌(Thrymskvida) — が結定的詩正典である。ヴァン・アース神族戦争(Aesir-Vanir War)終結後に平和の人質としてアスガルド(Asgard)に来たり 戦死者の半を彼女のフォルクヴァング(Folkvangr 民の野)のセスルームニル(Sessrumnir)宮殿に受け 残る半のみがオーディン(Odin)のヴァルハラ(Valholl)に行く結定的正典図像である。

heimdall

ヘイムダル

Heimdall · ビフレストの番人 — ラグナロクの角笛吹き

ヘイムダル(古ノルド語Heimdallr 世界の輝く者 又は 世界の柱)は北欧神話アース神族(Aesir)の結定的正典の光と警戒と監視の神にて — 虹の橋ビフレスト(Bifrost)の永遠の番人 — 結定的正典図像である。語源は古ノルド語heim(世界 家)とdallr(輝く者 又は 柱)の合成にて — 世界の輝く者 — を意味する結定的正典語彙にて 別名グルリンタンニ(Gullintanni 黄金の歯の者)とヴィトリ(Vitli 白の者)とハリンスキジ(Hallinskidi)が結定的正典語彙である。最も決定的なる文献正典は十三世紀初千二百二十年頃氷島の詩人と歴史家スノッリ・ストゥルルソン(Snorri Sturluson 千百七十九年から千二百四十一年)の散文エッダ(Prose Edda) — グュルヴィの幻惑(Gylfaginning)二十七章 — のヘイムダル結定的正典 — と五十一章 — ラグナロク正典 — にて 千二百七十年頃コデックス・レギウス(Codex Regius)写本の詩のエッダ(Poetic Edda) — ヴォルスパ(Voluspa)とグリームニルの歌(Grimnismal)十三節とスリュムスクヴィザ(Thrymskvida)十五節とリーグスシューラ(Rigsthula リーグの歌) — がヘイムダルの結定的詩正典である。九人の母(九つの波 九人の姉妹)より生まれたる神秘的出生の結定的正典にて ラグナロクの時巨大なる角笛ギャラルホルン(Gjallarhorn)を吹きて諸神を起こし — ロキ(Loki) — と — 相討ち(同歸於盡) — する — 結定的正典図像である。

baldr

バルドル

Baldr · 光と純潔の神 — 最愛者の悲劇

バルドル(古ノルド語Baldr 又はBaldur ゲルマン祖語Balthraz 勇敢にして輝く者)は北欧神話アース神族(Aesir)の結定的正典の光と純潔と歓喜と美と夢の神にて — オーディン(Odin)とフリッグ(Frigg)の子 — トール(Thor)の兄弟 — 神々の中最も愛さるる者 — の結定的正典図像である。語源は — 古ノルド語baldr — 又はゲルマン祖語Balthraz(勇敢 大胆 輝く) — より派生したる結定的正典語彙にて 英語bold(大胆な)と同族語彙である。最も決定的なる文献正典は十三世紀初千二百二十年頃氷島の詩人と歴史家スノッリ・ストゥルルソン(Snorri Sturluson 千百七十九年から千二百四十一年)の散文エッダ(Prose Edda) — グュルヴィの幻惑(Gylfaginning)四十九章 — バルドルの死 — 結定的正典 — と千二百七十年頃コデックス・レギウス(Codex Regius)写本の詩のエッダ(Poetic Edda) — バルドルの夢(Baldrs draumar)と巫女の予言(Voluspa) — が結定的詩正典である。バルドルが自らの死を予告する悪夢を見しとき 母フリッグが万物に彼を傷つけぬ誓ひを受けしも 余りに若しとて誓ひを受けざりし宿木(mistilteinn)が彼の弱点にて トリックスター神ロキ(Loki)が盲の兄弟ホズ(Hodr)の手に宿木の矢を与へてバルドルを殺せし — 結定的正典 — がラグナロク(Ragnarok)の引金 — となれる結定的正典である。