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ノーム

Gnome · アースワーム — 下位の大地の精霊

ノーム(羅典語Gnomus 英語Gnome)は千五百六十六年瑞西の医学者と錬金術師パラケルスス(Paracelsus 本名テオプラストゥス・ボンバストゥス・フォン・ホーエンハイム 千四百九十三年から千五百四十一年)の死後出版羅典語著書精霊と空気精と小人と火精の書(Liber de Nymphis Sylphis Pygmaeis et Salamandris)の四大元素精霊(Elemental Spirits)中土(Terra)を担ふ決定的正典精霊である。小さき老人の姿(通常三十糎程)に白き髭と赤き帽子の決定的図像にて — 地中と洞窟と岩と鉱山に居住し宝石と鉱物と金属の採掘に長じたる宝の守護者 — 人間を避くる正典的図像である。語源は羅典語グノムス(Gnomus) — パラケルススが希臘語ゲノモス(γηνόμος gē-nomos 大地に住む者)あるいはグノーシス(γνῶσις gnōsis 知)より新造したる — 決定的正典語彙である。最も決定的なる正典は千五百六十六年瑞西バーゼル(Basel)にて死後出版されたるパラケルススの四大元素精霊論 — 物(Undine)と空気(Sylph)と土(Gnomus)と火(Salamander) — にてノームがルネサンス欧州土の精霊の決定的正典となった。千八百七十二年獨逸テューリンゲン(Thüringen)州グレーフェンローダ(Gräfenroda)のフィリップ・グリーベル(Philipp Griebel)工房の初の陶器庭園ノーム(Gartenzwerg)製作が十九から二十世紀グローバル庭園装飾ノーム正典を決定的に位置付け 千九百七十七年米国TSR社ゲイリー・ガイギャックス(Gary Gygax)のD&Dモンスター・マニュアルのノーム種族 — 五版(二千十四年)現在まで一貫 — が現代幻想RPGノーム種族正典である。

起源

図像学的起源は千五百六十六年パラケルススの四大元素精霊論と中世欧州鉱山ノーム伝承が結合せし結果である。千五百六十六年瑞西バーゼル(Basel)にて死後出版されたるパラケルスス(本名テオプラストゥス・ボンバストゥス・フォン・ホーエンハイム 千四百九十三年から千五百四十一年 瑞西出生)の羅典語著書精霊と空気精と小人と火精の書(Liber de Nymphis Sylphis Pygmaeis et Salamandris) — 千五百三十年代ザルツブルクとインスブルック等墺太利と瑞西地域にて執筆 — の四大元素精霊(Elemental Spirits)正典 — 物(Undine)と空気(Sylph)と土(Gnomus)と火(Salamander) — がノーム図像の決定的正典である。パラケルススはグノムス(Gnomus)を — 希臘語新造語にて 大地に住む者 あるいは 知の存在 — に設定し 鉱山と洞窟に居住して宝石と金属を扱ふ正典的図像を確立した。中世欧州 — 十四から十六世紀獨逸ザクセンと墺太利アルプスと波西米亜地域の鉱山 — の鉱夫民譚にて — 鉱山精霊(Bergmännlein 小さき山の男)あるいはコボルト(Kobold) — が鉱山の宝を守りて鉱夫に鉱脈を知らするとの正典がパラケルススノーム正典の土着基盤である。千六百九十年仏蘭西作家モンフォーコン・ド・ヴィラール(Montfaucon de Villars 千六百三十五年から千六百七十三年)のガバリ伯爵(Le Comte de Gabalis) — パラケルススの四大元素精霊論を十七世紀仏蘭西サロン文学に変容 — がノーム図像の十七から十八世紀欧州大衆化決定的事件にて 千八百十二年獨逸グリム兄弟(Brüder Grimm ヤコブとヴィルヘルム)の子供と家庭の童話(Kinder- und Hausmärchen)五十三番白雪姫(Schneewittchen)の七人の小人が — 雖も小人(Zwerg)なれどノーム図像の決定的変容として評価さるる — 十九世紀童話ノーム正典を確立した。千八百七十二年獨逸テューリンゲン(Thüringen)州グレーフェンローダ(Gräfenroda)のフィリップ・グリーベル(Philipp Griebel)工房が — 最初の陶器庭園ノーム(Gartenzwerg 庭園の小人)産業生産を開始 — 十九から二十世紀グローバル庭園装飾ノーム正典の決定的始原である。

特徴

  • 小さき老人の姿(通常三十糎程)
  • 白き髭と赤き三角帽子
  • 地中と洞窟と岩と鉱山に居住
  • 宝石と鉱物と金属の採掘に長ず
  • 宝の守護者にて人間を避くる性
  • 日光と騒音に弱き

物語

千五百六十六年パラケルススの精霊と空気精と小人と火精の書の四大元素精霊正典がノーム正典の決定的始原にて 千六百九十年モンフォーコン・ド・ヴィラールのガバリ伯爵が十七世紀仏蘭西サロン文学ノーム正典を確立した。千八百十二年グリム兄弟の白雪姫の七人の小人が — 雖も小人(Zwerg)なれどノーム図像の決定的変容として評価さるる — 十九世紀童話ノーム正典を確立し 千九百三十七年十二月二十一日米国公開ディズニー初の長編アニメーション白雪姫と七人の小人(Snow White and the Seven Dwarfs) — デイヴィッド・ハンド監督 グリム兄弟原作 — の七人の小人(Doc Grumpy Happy Sleepy Bashful Sneezy Dopey)が二十世紀グローバル・ディズニー・ノームと小人正典を確立した。千八百七十二年獨逸テューリンゲン州グレーフェンローダ(Gräfenroda)のフィリップ・グリーベル工房の初の陶器庭園ノーム製作が十九から二十世紀欧州庭園装飾の決定的正典にて 千九百七十六年和蘭作家ウィル・ホイヘン(Wil Huygen 千九百二十二年から二千九年)と挿絵師リーン・プールトフリート(Rien Poortvliet)の絵本ノーム(英語The Gnomes)が千九百八十九年和蘭テレビアニメーション森の友達デイヴィッドとして正典化されて二十世紀後半グローバル童子ノーム正典となった。千九百七十七年米国TSR社ゲイリー・ガイギャックス(千九百三十八年から二千八年)のD&Dモンスター・マニュアルのノーム種族 — 五版(二千十四年)現在まで — 一貫したるPC(Player Character)種族 — が現代幻想RPGノーム正典にて 千九百九十五年八月三十一日出のブリザード・エンターテインメントのウォークラフト二・闇の波(Warcraft II: Tides of Darkness)のノーム飛行機と二千四年出のワールド・オブ・ウォークラフトのノーム種族が二十一世紀グローバル・ビデオゲーム・ノーム正典を位置付けた。

弱点

ノームの弱点は ① 日光 — 千五百六十六年パラケルスス正典と中世欧州鉱山民譚にてノームが日光に晒されれば弱くなるか石に変ずとの決定的正典 ② 騒音 — 人間の騒音と鉱山の人工爆発音にノームが隠るか消ゆとの鉱夫民譚正典 ③ 人間の欲 — 宝を欲する人間の前にノームが姿を隠すとの決定的正典 十九世紀グリム兄弟の白雪姫正典にて七人の小人が欲無くして白雪姫を守る正典 ④ 神聖なる光 — 天主教祓魔儀礼と神聖なる光がノームの如き元素精霊を封ずる中世欧州正典 ⑤ パラケルスス四大元素結縛 — 千五百六十六年パラケルスス元素精霊正典にてノームが自らの土元素 — 山と鉱山と洞窟 — に環境結縛されて去る能はずとの正典 ⑥ 強き水の流れ — 千五百六十六年パラケルスス四大元素精霊正典にて土(Terra)と物(Aqua)の弱き対立にて強き水の流れがノーム弱化 ⑦ 鉱脈の枯渇 — ノームが自らの鉱脈の宝石と金属が凡て採掘されれば弱化と消滅する正典的弱点 ⑧ 種族の絶滅 — 鉱山が荒廃すれば其の鉱山のノーム全体が弱化と消滅。千九百七十七年D&Dシステム以来五版(二千十四年)現在まで — ノーム種族が日光に耐ふる変容正典が位置付きたるも — 千五百六十六年パラケルスス正典の日光弱点は鉱山精霊ノームの決定的正典にて 千九百三十七年ディズニー白雪姫と七人の小人の七人の小人が鉱山にて働きて夜に家に帰る — ハイ・ホー労働歌 — が二十世紀ノームと小人夜間活動正典を確立した。

文化的・歴史的意義

ノームは単なる土の精霊図像に非ずして千五百六十六年パラケルスス四大元素精霊論と中世欧州鉱山鉱夫民譚と千六百九十年仏蘭西サロン文学と千八百十二年グリム兄弟童話と千八百七十二年獨逸庭園装飾産業と千九百三十七年ディズニー初の長編アニメーションと千九百七十七年D&D幻想RPGと二十一世紀グローバル・ビデオゲームが横貫する西洋土の精霊正典の決定的図像である。千五百六十六年パラケルスス(テオプラストゥス・ボンバストゥス・フォン・ホーエンハイム 瑞西出生)の精霊と空気精と小人と火精の書はルネサンス欧州自然哲学と錬金術の決定的事件にて 千六百九十年モンフォーコン・ド・ヴィラールのガバリ伯爵と千六百九十年代から千七百年代の仏蘭西サロン文学の決定的影響を経て — 十九世紀欧州幻想文学の決定的正典となった。千八百七十二年獨逸テューリンゲン州グレーフェンローダ(Gräfenroda)のフィリップ・グリーベル(千八百四十五年から千九百年)工房の初の陶器庭園ノーム(Gartenzwerg)産業生産は — グレーフェンローダ陶器産業が十九から二十世紀欧州庭園装飾の決定的正典 — となりて二千二十四年現在グレーフェンローダは — 人口約三千四百名の小さき村 — 獨逸庭園ノームの首都(Gartenzwerg-Hauptstadt Deutschlands)として正典化された。千九百三十七年十二月二十一日米国ロサンゼルス・カルセイ・サークル・シアター(Carthay Circle Theatre)開封のディズニー初の長編アニメーション白雪姫と七人の小人 — デイヴィッド・ハンド監督 ウォルト・ディズニー製作 — は — 米国博覧会一億八千四百万米ドル興行と千九百三十九年米国アカデミー特別賞受賞 — 映画史的決定的事件にて 其の七人の小人は二十世紀グローバル・ディズニー・ノームと小人正典を確立した。千九百七十六年和蘭作家ウィル・ホイヘンの絵本ノームは — 千九百八十九年から千九百九十一年西班牙BRB Internacional製作二十六部作テレビアニメーション森の友達デイヴィッド — として百か国程放映されて二十世紀後半グローバル童子ノーム正典となった。千九百七十七年D&Dモンスター・マニュアルのノーム種族と千九百九十五年ブリザードのウォークラフト二と二千四年ワールド・オブ・ウォークラフト(全世界累計加入者一億名)のノーム種族が二十一世紀グローバル・ビデオゲーム市場の決定的正典となった。

ポップカルチャーでの登場

パラケルスス 精霊と空気精と小人と火精の書 千五百六十六年 — 四大元素精霊ノーム決定的正典中世欧州鉱山鉱夫民譚 十四から十六世紀 — 鉱山ノーム土着正典モンフォーコン・ド・ヴィラール ガバリ伯爵 千六百九十年 — 仏蘭西サロン文学ノーム正典グリム兄弟 白雪姫 七人の小人 千八百十二年 — 童話ノームと小人正典フィリップ・グリーベル 初の陶器庭園ノーム 千八百七十二年 — 十九から二十世紀庭園装飾決定的正典ディズニー 白雪姫と七人の小人 千九百三十七年 — グローバル・ディズニー・ノーム正典ウィル・ホイヘン 絵本ノーム 千九百七十六年 — 童子書ノーム正典ガイギャックス D&Dモンスター・マニュアル ノーム 千九百七十七年 — 幻想RPG決定的正典西班牙BRB 森の友達デイヴィッド 千九百八十九年 — グローバル童子ノーム動画正典ブリザード ワールド・オブ・ウォークラフト ノーム種族 二千四年 — 二十一世紀ビデオゲーム正典

関連項目

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オレアド

精霊王

Oread · トロウェル · ノアス — 大地の精霊王

オレアド(希臘語Ὀρειάς Oreias 複Ὀρειάδες Oreiades 英語Oread)は希臘神話の山と洞窟に宿る山の精霊(νύμφη nymphe)にて 狩の女神アルテミス(Ἄρτεμις Artemis)の伴侶として頻りに描かるる希臘神話自然精霊の決定的正典図像である。語源は希臘語オロス(ὄρος oros 山)に由来し 精霊の四大分類 — ナイアド(淡水)とオケアニド(大洋)とネレイド(海塩水)とドリアド(樹)とオレアド(山) — の中山の決定的正典である。最も決定的なる文献正典は紀元前八世紀ホメロス(Ὅμηρος Homeros)の叙事詩イリアス(Ἰλιάς)巻六四百二十行 — アンドロマケ(Andromache)の父エエティオン(Eetion)の墓の傍に山の精霊たちが楡の木を植えたとの — 正典と巻二十四六百十五から六百十七行 — ニオベ(Niobe)の子たちが死した後山の精霊たちがシピュロス(Sipylos)山にて舞ふとの — 正典が山の精霊図像の始原にて 最も決定的なる正典は紀元八年頃羅馬詩人オウィディウス(Publius Ovidius Naso 紀元前四十三年から紀元十七年)の変身物語(Metamorphoses)巻三三百三十九から五百十行のエコー(Echo)とナルキッソス(Narcissus)正典 — オレアド山の精霊エコーが美少年ナルキッソスを片思ひしたるもヘラ(Hera)の呪ひにて他人の最後の言葉のみを繰り返し得る — 終に山びこ(山びこ)と変じたる悲劇 — が羅典文学オレアド正典の決定的決定作である。千九百三年英国ラファエル前派画家ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス(John William Waterhouse 千八百四十九年から千九百十七年)の絵画エコーとナルキッソス(Echo and Narcissus 英国リヴァプール・ウォーカー美術館所蔵)が十九世紀ヴィクトリア時代オレアド視覚正典を確立した。