ビネロ
古代弦楽器 · アジアの希少な撥弦楽器
ビネロは古代朝鮮と中央アジアで用いられた弦楽器で、弦を指やピックで弾いて音を出す。木材や動物の皮、絹糸や植物の繊維で作られ、主に宮廷音楽や儀式で演奏された。独特な音色と構造を持ち、音楽史上でも珍しい存在である。
起源
ビネロは三国時代から高麗初期にかけて、シルクロードを通じた交流により中東・中央アジアの弦楽器が朝鮮半島に伝わり発展した。高句麗や新羅の壁画や出土品にその形と使用例が見られる。
特徴
- 木材と動物皮で構成
- 弦は4本または5本
- 指または小さなピックで演奏
- 曲線的な胴体と短いネック
用途
主に宮廷音楽、祭礼、舞楽で独奏または合奏に使用された。
弱点
素材の特性上、湿度と温度変化に弱く保存が難しい。
