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中世錬金術師の実験服
錬金術師のローブは中世から近世初期(12~17世紀)ヨーロッパで錬金術を研究した学者・医師・秘密結社員が実験室と儀式で着用した長いローブで、修道士服と学士ガウンの中間形態に錬金術固有の象徴装飾が加わった独特な服飾。基本形は足首までの暗い色(黒・紺・紫)の長ローブで、フードが付いて実験中飛ぶ液体や蒸気から頭を保護し、儀式中は神秘的な雰囲気を演出。
大学学位者の黒い正装
学士ガウンは12世紀ヨーロッパ大学設立以来学者と学位者が着用した黒い長い正装で、中世修道士服に由来し学問と宗教が密接だった初期大学の伝統が残る服装である。ボローニャ・パリ・オックスフォードの教授と学生が修道士の長ローブを世俗化して採用したのが始まりで、学位別に色・形・フード装飾が厳格に区分される。医学は緑、法学は紫、神学は赤、哲学は青など分野別のフード色が伝統。
貴族邸宅男性執事の正装
執事の燕尾服は19~20世紀初イギリス貴族邸宅の男性執事が着用した黒い燕尾服正装で、主人家族と客接待の最前線に立つ邸宅男性使用人最高位の制服。前襟が腰までで後襟が膝下に長く二股に分かれる「燕尾」形態が特徴で、この燕尾服自体は元は貴族男性の夜会服だったが19世紀後半主人との服装格差のため執事制服に変形した。