「男性」タグが付いたアイテム 4件
甲冑の上に着る袖なしの外衣
サーコートは12世紀の十字軍時代に登場した、甲冑の上に着用する袖なしの緩やかな外衣である。元来は中東の強い日差しから金属甲冑の過熱を防ぐ実用的目的から始まったが、家紋を大きく表示して戦場で味方と敵を識別する手段として定着した。ヨーロッパの紋章学の発展と直結している。
膝丈の貴族男性用ズボン
ブリーチズは16世紀から19世紀にかけてヨーロッパ男性が着用した膝丈のズボンである。中世のホーズから発展し、膝下でボタンやバックルで留める構造を持つ。シルクストッキングと合わせるのが貴族ファッションの定番で、フランス革命時には階級の象徴となった。
ローマ市民権の象徴的外衣
トーガは古代ローマ市民の最も象徴的な外衣で、約6メートルの半円形の大きな布一枚を縫わずに体に巻き付けて着用した。トーガを着ること自体がローマ市民権の証であり、外国人と奴隷は着用が禁じられていた。色と装飾で社会的地位が厳格に区分され、その不便さ自体が肉体労働をしない市民階級の余裕を象徴していた。
14〜17世紀ヨーロッパ男性の密着上衣
ダブレットは14世紀から17世紀までヨーロッパで広く着用された男性用の身体に密着する上衣である。前面をボタンや紐で留める構造で、内部にパッドを入れて上半身を豊かに見せた。スラッシング技法で裏地の華やかな布を見せるのがルネサンス時代の流行であり、パフスリーブなど時代ごとに袖の形が変化した。