「上下セット」タグが付いたアイテム 5件
女性の上半身を包む密着上衣
ボディスは16世紀から18世紀にかけてヨーロッパ女性が着用した、上半身に密着する上衣である。コルセットの上に着用し、背面や前面のレーシングで体に密着させ、ウエストとバストのシルエットを極端に強調した。鯨骨や金属の芯で形を保つボーニング技法が用いられ、貴族女性のボディスには刺繍や宝石が施された。
甲冑の上に着る袖なしの外衣
サーコートは12世紀の十字軍時代に登場した、甲冑の上に着用する袖なしの緩やかな外衣である。元来は中東の強い日差しから金属甲冑の過熱を防ぐ実用的目的から始まったが、家紋を大きく表示して戦場で味方と敵を識別する手段として定着した。ヨーロッパの紋章学の発展と直結している。
膝丈の貴族男性用ズボン
ブリーチズは16世紀から19世紀にかけてヨーロッパ男性が着用した膝丈のズボンである。中世のホーズから発展し、膝下でボタンやバックルで留める構造を持つ。シルクストッキングと合わせるのが貴族ファッションの定番で、フランス革命時には階級の象徴となった。
中世ヨーロッパの万能T字型衣服
チュニックは古代から中世にかけてヨーロッパで最も広く着用された基本的なT字型の胴体衣である。一枚または二枚の布を折って頭を通す穴を開け、脇を縫うだけの簡素な構造で、男女問わず全階層が着用した。ベルトで固定してシルエットを作り、素材と長さが身分を示す重要な指標であった。
14〜17世紀ヨーロッパ男性の密着上衣
ダブレットは14世紀から17世紀までヨーロッパで広く着用された男性用の身体に密着する上衣である。前面をボタンや紐で留める構造で、内部にパッドを入れて上半身を豊かに見せた。スラッシング技法で裏地の華やかな布を見せるのがルネサンス時代の流行であり、パフスリーブなど時代ごとに袖の形が変化した。